表差し舵にエレキをドッキングさせるその2、エレキのシャフトを延長する。

表差し舵にエレキをドッキングさせるその2、エレキのシャフトを延長する。
寒くなりましたね。工作の季節ですね(自分だけ?)
さて表差し舵にエレキをドッキングさせるためには、エレキ
のシャフトを延長させる必要があります。
現行使用のエレキのシャフトは88センチと短く、UF20
ボートのバウ側では130センチぐらいまでに延長させない
と海面下に沈まない。
まずはエレキモーターD54のシャフトを裸にします。
ロックピンを外します。
次に上部カバーを開き配線を離します。
速度可変用ロータリースイッチとデジタル電圧
計の四角なユニットが付いています。
ロータリースイッチとモータとの間に4本の
配線があります。
普通直流モーターは2本の+ー線で動作しますが、
どうもモーター部で制御ユニットを噛んでいるよう
で、色々調べましたが、モーター部分は分解して
いないので、詳しいことは分からず、速度や逆転
によって使う配線が異なるようです。
アース線は共通ですが、最高速ではすべての
配線を使うようです。
ということで、ロータリースイッチはそのまま
残して使用し、速度制御は高速SWで電源をPWM
制御して可変予定です。
エレキのシャフト外径は29.8mmで、内径24.8mmです。
厚さ約2.5mmで十分な厚みがあり強度的にも安心できます。
同じパイプがないので、安く仕入れた外径33mm厚さ3mm
のステンレスパイプがあるのでこれに接続させて延長させます。
直接パイプ同士を溶接して延長するのが手早いですが、
エレキモーター故障時などメンテナンスを考えるとパイプ
接続の方が交換しやすいのでこの方法で行きます。
エレキ側パイプ内径24.8mmと延長側パイプ内径が27.1
mmの異径パイプを接続させるために、これに合う異径
パイプ継手を作成する必要があります。
丁度これに合うものを探したところ、ステンレスニップル
20A 外径27.1mm厚さ3mmがありますのでこれを
片方24.8mmに削って作成することに。
しかし削る方法が問題
旋盤があればすぐ出来ますが、無いので他の方法を検討しな
ければなりません。
手でヤスリで削るには相当時間かかりそうだし、均一に削る
ことは困難です。
電動ドリルで口径27.1mmのパイプを直接接続し回すことも
困難だし。。普通の電動ドリルチャックには挟めない。
そこでやはりディスクグラインダーで削るのが手っ取り早い。
しかしディスクグラインダーを手持ちで丸く削るのは困難。
そこでキャスターを4個台に並べて、この上で転がしてみる
ことにしました。
自作スライドバイス上に、木板にキャスターを4カ所止めて
固定しています。
ディスクグラインダーに当たる角度はキャスター上を直線的
にスライドするのであまり関係なく直角でなくても良いよう
です。
何とか削れましたが、やはり予想通り凸凹になりました。
ゴムキャスター上なので回転精度がないので転がしても波を
打っているようです。
やはりキャスターでなく、金属ベアリングでしっかりと固定
安定させた方が良いようです。
これでも何とか使えそうなので、後はヤスリかけて仕上げました。
この様子は動画にして、以下のYoutubeサイトに掲載しまし
たのでご覧ください。
さて延長側のパイプとエレキ側のパイプを作成した異径継手
を入れて皿ボルトとネジ切りで固定すればこれで延長完成です。
延長するパイプを差しこんだところ
勿論中の配線も延長が必要です。
しかしまだこれでは延長側とエレキ側のパイプ外径が途中で
異なるので、さらにもう一本内径34mm、外径38mmの
ステンレスパイプを被せて、表差し舵のスライド部分を作り
ます。
白ビニールを被っているのが外径38mmパイプ。光沢抜群ですね。
エレキモーターシャフト部分を一部残して、スライド部分
のみ被せています。
エレキモーター側シャフト外径が29.8mmで、外径38mm
パイプ内径が34mmとの間に隙間があくので、2mm厚の
ブッシュを詰めてすき間をなくしました。
まだネジ止めなどして固定していませんが、海水に浸かる
部分にボルト穴を開けることはできないので、延長上部で
ボルトナットで貫通固定し、エレキのシャフト部分はもと
もとあったボルト穴と異径継手にネジ切りで止めて、エレキ
シャフトに余計な穴を開けないよう固定するつもりです。
勿論接続部分にはシリコンコーキングして防水は完璧にしな
いとまずいです。
パイプ2層構造で強度は高くなりますが、重くなりました。
さて次回は表差し舵の舵切り部分を電動DCモーターで
クランク動作させる部分の作成を紹介する予定です。

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