表差し舵にエレキをドッキングさせるその5、電磁ソレノイドでロック機能追加。
雪は降りませんが、今年最大の寒波らしいです。早く春が来てほしい。。
さて表差し舵とエレキのドッキングの続きで、電磁ソレノイドを
使いシャフトの回転をロック、フリーにさせる機能を作成しました
ので紹介します。

上図のマウント部分に遠隔でシャフトの向きを変えるだけでなく、
手動でも向きを変える場合、モーターギア部分と切り離しが出来
るよう、ロック、フリー機能を追加いたします。
これが電磁ソレノイドです。

ソレノイドはタカハ機工製CD730の自己保持型を使用しました。
プル型の自己保持タイプです。
手動でシャフトを回転させる場合、時間が長い場合を想定し、
解除したままでないとだめなので、自己保持型を使います。
スプリングが付属していないのですが、強さと長さが重要で選定に苦労しました。
シャフトに組み込んだところです。

ソレノイドのキーが上部のシャフトに接続したフランジの穴
を抜き差しし、ロック、フリーにできます。
よくあるドアの電子錠と同じ機能ですね。
フランジの穴2ヶ所の位置に取付使用しています

ロックすればフランジが回転し、解除すればフランジは自由
に動きます。
工作はフランジの穴位置に合わせて付ける必要があり、精度が
必要です、何とか合わせることができました。
ソレノイドの実用ストローク長が4mm~5mm程度で少し
短いので、心配ですが、きっちり合えば十分噛み合いそうです。

10mm以上欲しいところではあります。
構造は簡単ですが、キーのバー10mmとソレノイドの軸
接続を同心上にするのが結構難しく、ソレノイドを直接ステン
レス台座に付けずにアルミLアングルを介して取り付け、
調整できる様にしています。
マウントに装着したソレノイド
全体が少し大きくなりましたが、機能を果たすためには
仕方のないところです。
さて次はシャフトを回転させるウオームギアの取付や上下
スライド部分の作成、取付けなどを紹介します。