表差し舵にエレキをドッキングさせるための、FRP成形を行いました。

急に寒くなり強風が吹き荒れて、今年は釣りも終わってしまいました。
今年最後は、なかなか終わらない表差し舵とエレキドッキングのためにFRP成形を紹介します。
まずは表差し舵ですが、一から作り直ししないで、今の舵を再利用することにします。
現在の表差し舵は木板にFRP貼りでしっかりしています。ちょうどシャフトパイプ接続の寸法とエレキが合っているので、前後ひっくり返して作成することにしました。
表差し舵をエレキ形状に合わせてカットして、両側からFRP成形で挟むようにし固定し、ついでにペラ部分にガードを付けることにしました。
ペラガードを作成するにあたり、直径30cm前後の円筒形の物を探しましたところ、ホームセンタでありました。
排水用ますの蓋受け部分アジャスターだそうです。
タキロンシーアイ製でポリプロピレンで出来ています。この長辺部分の外側にFRP積層します。
エレキモーター部分は塩ビパイプの外径φ90mmに5mm分ボール紙を巻いて直径95mmのエレキに合わせました。
エレキシャフトはφ30mmですが、ちょうどいい太さのラップの芯を使いました。
出来た型枠(片側のFRP)です。
養生テープを貼ったところはFRP硬化後剥離します。白い舵の地肌が見えているところは、FRPがくっつきます。
白い舵はもともとFRPトップコート仕上げなので、特に落とす必要はなく少しサンドペーパーで地肌を荒らすぐらいで十分か。
裏面です。写真は既に片面FRP積層後のものです。
カットした舵にFRP液が流れないようグルーガンで隙間をふさぎ型枠を固定します。グルーガンだけでは弱いので、木板、アルミ板などで固定しています。
エレキモーターのフィンがありますので、その部分のみ空間を作るように形状に合わせて舵を削っています。
また、エレキモーター全体をFRPで覆いつくすと、放熱が心配なので前部はFRPで覆わないようにしました。必要であればステンレス板などでバンドを作って止めてもよいかと思います。
さてこれでFRP積層準備完了です。FRP積層の様子は以下のYoutubeに動画でアップしましたのでご覧ください。
今年はこれで最後になりました。ご視聴いただき誠にありがとうございました。また来年も続きますので見てください。