表差し舵にエレキモーターをドッキングさせるその3、操舵装置をウオームギアとDC24Vモーターとネジで作成

表差し舵にエレキモーターをドッキングさせるその3。操舵装置をウオームギアとDC24Vモーターとネジで作成
今年も後1日になりました。
釣りよりもボート艤装が中心になってしまい少し反省。。
少し艤装レベルを超えた工作が多かったのですが、発明まで
は至りません。。
来年は釣りを中心に作ったものの検証をしていきます。
さて、先日より表差し舵にエレキモーターをドッキング
させるための工作をしていますが、舵+モーターの操舵
装置の動作部を作成しましたので紹介します。
これがDC24Vモーターとウオームギアでネジを回して
直線動作させるものです。
通常のエレキ操舵装置であれば、そんなに負荷は重くは
ないと思われますが、今回は表差し舵とドッキングのため
相当に急激な負荷やショックがかかると思われます。
なので、操舵させるためには直接モーターやギアから
切り離されたネジ移動で操作させるのが一番手頃で
作りやすいのでこれに決めました。
ネジは専用の台形ネジなどもあるようですが、ホームセンター
にもあるインチネジが手頃でこれを使いました。
ネジは外径12mmでピッチ2mmですので、1回転で2mm
移動します。
DCモーターはトルクが高く、回転数はなるべく高い方
が良いのですが、なかなか12Vでは無く、24Vで電圧
が高いですが1000rpmのものを使っています。
ウオームギア・ホイールはギア比60対1でちょっと大きす
ぎるかも知れませんが、手持ちがあったのでこれを使用
しました。
結局1000回転を60分の一で約16.7回転(1分間)で
移動距離は2mm×16.7=33.4mm(1分間)
1Cm動かすのは約18秒かかることに。。ちょっと遅い。
でもトルクは高いです。
結局遠隔で操舵させるときは、流し釣りをしているとき
なので急に角度を変えたりしません。。のでこのまま使用。
いざというときはフリーにして手動で舵を切れるように
検討中です。
さて作成はステンレスLアングルをカットしてL字型に
熔接で組み、この上部水平にステンレスネジを組み込みます。
L字型に組んだところです。
熔接ビードが多少残ったままですが、機能さえ確保できれば
問題ないです。
問題はステンレスネジの両端を、シャフト状の棒状に削る
必要があります。
手でしこしこヤスリで削っても、中心をとるのが難しい。
そこでキャスターを4個並べてその上で回し、ディスク
グラインダーで粗削りします。
ネジ山部分をほとんど潰せましたが、キャスターなので精密
ではありません。金属製ベアリングの方が良かったかも。
結局、電動ドリルのチャックに装着して回転させてヤスリ掛
けで仕上げしました。
やはり回転する中心軸で肝心なところなので精度が必要です。
軸が振れるとウオームホイールもぶれてしまいます。
1回目は失敗。。作り直ししました
ネジ部分の可動範囲は約10Cmあります。
中の長ナットは半分にカットして少し短くしました。後で
このナットにボルトを溶接して操舵軸に連結します。
ネジ部分を組付けて完成です。
両サイドのベアリング軸受け部分は工作が難しいところで、
ベアリング外径に合わせた穴を直接ステンレスアングルに
開けられないので、一旦工作し易いアルミ板でベアリングの
外径を受けて、外側から幅広ステンレス座金M10用で塞いで
います。旋盤があれば一枚で出来ると思いますが。。
メンテや微調整も兼ねてLアングルにネジ止めしています。
さて軸受けの部分は普通のベアリングとスラストベアリングを
重ねています。やはり直線上左右にスラスト負荷がかかるので
必要でしょうか。
黒色のセットカラーに続いてスラストベアリング、通常ベア
リングと重ねています。
次にモーターとの接続部分です。
モーターとウオームギアの接続に普通のストレート軸のカッ
プリングを使用しましたが、少し軸がぶれただけでモーター
が停止することもあり、オルダムタイプのミニセットスクリ
ュー6mmを付けると、これが良い働きをしてくれてスムーズ
に回りました。
この動作の様子は動画にして以下のYoutubeサイトに投稿
していますのでご覧ください。
まだまだこのシリーズは続きます。
さて来年は艤装をフル活用し、大漁を目指したいですね。
それでは良いお年を!

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