表差し舵にエレキをドッキングその8、ボートローリング緩衝装置の作成

表差し舵にエレキをドッキングその8、ボートローリング緩衝装置の作成
ボートUF20は幅が狭く他船の引き波でもローリングが起きます。
そんなボートに波の抵抗が大きい表差し舵を付けると、かなり
影響を受けてしまいます。
現状の表差し舵は既に支持しているパイプに亀裂が入って
しまいました。
今回は表差し舵に重量もあるエレキを取り付けるわけ
なので、ローリング対策をしないと確実にシャフトが
曲がってしまいます。
そこでローリング発生時はシャフトをフリーにして
回転させて波の抵抗を受け過ぎないように考えました。
上図のようにボートが回転しても表差し舵エレキは動かない。
ボートから見ると回転させることになります。
ただし、いつも完全フリーだと表差し舵の役目を果たせず、
使い物になりませんので、ある程度大きい力(傾き)が
起きたときのみフリーにさせる仕掛けが必要です。
一番良いのは車のディスブレーキのような構造が一番良いの
ですが、油圧など外部からの力が必要で作成が難しい。
単にボルトなどで押さえると少し抵抗にはなるが、元の位置に
戻すのが難しい。
そこで
上図のように回転するパイプローター側とステーター側を
フランジで挟み中にベアリング球を入れて、少しの回転力では
動かず、強い力が加わると回転するように考えました。
通常、中のベアリング球はローター側のバネで押されて、ステ
ーター側に穴に一部入って抵抗になり止まっていますが、強い
回転力が加わるとバネを押してローター側の穴に入り込み抵抗
がなくなります。。うまくいくかどうか?
ローリングは一方向だけでなく必ず元に戻ろうとし、逆回転
し、だんだん小さくなりますので、そのうちに元の穴に戻り
安定するはず。
バネの力とベアリング球の位置の調整が難しそうですが簡単に
出来そうなので作ってみました。
手前がロータ側、後部がステータ側
圧縮バネとM10ボルトで構成しました。
バネは片方を固定し、もう一方はナットを押しています。
ナットを回すことによりボルトの長さが変わりベアリング球
を押す位置が変化します。
こちらがステーター側
M10ナットを溶接でフランジの穴にくっつけています。
ステンレスベアリング球です。
直径11.906と穴の直径12mmより少しだけちいさいので、
きっちり入ります。
ローター側とステーター側の中に挟まる形です。
まだ動作確認はできていませんが、結構きっちり入っている
ので少しの力では動きません。
今後バネの力やベアリング球の位置調整でどうなるか実験が
必要です。
さてほとんど主な機能は出来ましたのが、表差し舵のFRP
作成や制御回路作成などまだまだ続きます。
FRP成形は気温10度以上ならないと無理ですので、遅れそう。。
あ!羽生さん金メダルおめでとうございます!!

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