電動船外機エレキモーターを使ってみるその7、ロープ1本でエレキモーターを引き上げる方法

電動船外機エレキモーターを使ってみるその7、ロープ1本でエレキモーターを引き上げる方法
梅雨も最近の雨は異常ですね。台風以上の強い雨も降ってきています。
今週は、エレキモーターをロープ1本で引き上げる方法について、
身近なもので作ってみましたので紹介いたします。
試行錯誤しながら、なんとかロープ一本で引き上げ出来ました。
ブラケットのロック解除ボタンをてこの原理で押下げし、
その後エレキのシャフトを傾けて引き抜きしています。
まずは、現状のブラケット固定解除ボタンの赤いキャップを
引き抜きました。
解除用シャフト5mmがむき出しになります
ついでにボタンにかぶさっていたプラスチックカバーも
邪魔なので除けています。
ピンで打ち込んであるので、簡単に取れました。
次にボタン代わりになる、受け側のテーブル状のバーを作ります。
ステンレス幅広ワッシャの大を流用し、中心にステンレス
パイプとステンレスアンカーボルトに穴を開けたものを
溶接しています。
ちょうど良い太さのステンレスパイプがなかったので、
手持ちにあったステンレスアンカーボルトの芯を抜いてくっ
付けています。
ブラケットのシャフトに固定するため、3mmナットを2個溶接
しています。後でこのテーブルを半月状に一部カットしています。
次に上から押すバーです。
てこの働きをするわけですが、とりあえず
100均の穴あきステンレス金物で作ってみました。
M5ボルトとナットを多用しています。
上側にも幅広ステンレスワッシャを使用し、下側の受け側と
擦りあう形になりますので、平らになるよう磨いています。
上下完成したので組付けしてみました。
ブラケット固定状態(通常状態)
まず、てこの上部についているロープを引けば、ロック解除シャフト
を下に押し下げて解除できます。
エレキモーター下部が錘になり、エレキシャフト自体はすぐ
には持ち上がりませんで、ロック解除ボタンのみ押し下げて
くれます。
さらにロープを引っ張って回転させます。
ロープを下の角度に引けば回転し、その位置でさらに引けば
てこはエレキモーターのシャフトに接続されていますので
シャフトを引き抜くことができます。
うまくブラケット固定解除ができて引き抜きできています。
戻す場合はこの逆になります。
てこに輪ゴムがなぜ付いているのか?
これが重要な点でした。
・ロープを引っ張り終えれば、てこが元の姿勢に戻る必要がある。
・シャフトを斜めに引き抜いた時点で、抑える側の面が
 下を向いてしまうので、対抗するよう引っ張る必要がある
今はゴムですが、いずれステンレスバネに変更したいです。
何回か動作確認しましたが、うまく動作いたしました。
後はウインチでロープを引っ張れば、自動で上げ下げ
出来ることになります。
またこのまま手動でも十分楽になりますね。
この動作の模様はYoutubeにアップ予定です。
動作の模様は動画の方が良くわかりますね。

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