電動船外機エレキモーターを使ってみるその3、PWM、MOSFETによるモーター駆動回路作成しました。

電動船外機エレキモーターを使ってみるその3、PWM、MOSFETによる駆動回路作成しました。
54LBのエレキモーターをすぐに使いたいところですが、
軽用バッテリーにそのまま繋ぐと1時間ももたないのは明白で、
消費電力が抑えられるPWM駆動方式と100Wソーラーパネル
の併用で何とか使用時間を伸ばしたいというのが今回の実験、
目的です。
ということで、まずは今回のモーター駆動回路・構成図です。
エレキモーター接続の極性は反転はさせないため、MOSFET、
Nch1個のみをPWM駆動させます。MOSFETは5V駆動で、
最大80A制御できるEKI04047を使用しました。
かなり大きめのヒートシンクに付けていますが、過去に
Powerトランジスタに使用していたものの再利用です。
組み立てたモーター駆動部です。
全面にデジタル電圧電流計、左側にMOSFETヒートシンク
真ん中にエレキに付属していた短絡防止遮断器、右側に
電流測定用シャント抵抗を配置しています。
リモートコントロール部です。
PWM信号はよくあるNE555タイマーを使っています。
発振周波数は約200Khzぐらいで、デューティ比が変わります。
PWM信号ON/OFFスイッチとPWM信号を使用しないノーマル
状態のON/OFFスイッチをゲートIC(NAND)2個で介して
制御しています。
Solarパネルは単結晶100Wで最大5.41A、チャージャーを
経由してバッテリーに接続予定です。
バッテリーは軽自動車用38B19Lで28Ah(5時間率)で、
28Aで1時間で終わりです。一旦完全に使い切ると充電して
も、元にもどりにくくなるため、エレキモーターの消費電流を
抑え、短時間使用など使い方を制限し、逐次100Wソーラー
で充電してやれば何とかなりそうかと考えています。
次回はリモートコントロールBOXとモーター駆動部カバーを
FRPで成形いたします。
追記
デジタルパネルメータの電源を別電源ではなく、PWM供給電源
から取っているため電圧が低い場合、デジタルパネルメータの
電源にPWMの影響を受けて、動作しない場合があります。
そこで、メータの電源+側と-側直近に10μF/25V程度の電解
コンデンサを入れて電圧を安定化させることでうまく動作いたしました。

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