電動船外機エレキモーターを使ってみるその4、モーター駆動装置、ハンドリモコン完成。

電動船外機エレキモーターを使ってみるその4、モーター駆動装置、ハンドリモコン完成。
完成したハンドリモコンとモーター駆動装置です。
まずはBOX作成から。
回路を収納するBOXは100均のPPタッパーでも良いの
ですが、ここは形を自在に作れ、耐久性のあるFRPで成形
することにしました。
まずは、薄い発泡スチロール板をカットして、グルーガンで
BOXを作り、半分にカットし、中側にPPテープを貼ります。
今回は凸型でなく凹型に成形します。
FRPはノンパラでガラスマット3重にしています。
やはり凹形の方が外観が綺麗にできます。
しかし、逆に中は凸凹ができますが、許容範囲となるように
基板より大きめに作成しました。
FRP積層後不要部分をカットし、さらに上側が下にかぶさる
ように成形追加します。
中側にFRPを追加する方が外観が綺麗ですが、中側が狭く
なり基板が入らなくなる恐れがあるので、外側に追加しました。
中に筋交いを多めに入れていますが、FRPが固まるとき
強い力で収縮しますので必要です。これでも若干歪ました。
不要な部分をカットして駆動部側BOXの原型が完成しました。
上下カバーがうまく重なりBOXになっています。
リモートコントローラー部(ハンドリモコン)もFRPで作成
しました。
この後、トップコートで塗装して出来上がりです。
出来たBOXに回路基板を入れ固定します。
ちょうどいい大きさです。
左にMOSFETと放熱板、真ん中に短絡保護遮断器、右側に
シャント抵抗を配置しました。全面にデジタルパネルメータ
を付けています。
接続端子はM8ボルトでFRPを貫通し、ダブルナットで
圧着端子を固定しています。
ボルト・ナットは電気抵抗の少ない黄銅製でニッケルメッキ
されているものです。
そして完成したのがこちらです。
駆動部BOXは全面に12Vバッテリー入力端子、後部両側面
端子にエレキモーターが接続されます。
全面にデジタルパネルメータの窓を開けて、内側に透明の
塩ビ板を貼っています。
ハンドリモコンは全面は透明スモークのアクリル板を貼り、
上部に速度調整用ボリュームが付いています。
押ボタンSW左側はPWM ON/OFF、右側はノーマル
ON/OFFでノーマル優先になっています。
下部に5V制御用電源スイッチを付けています。
早速エレキに接続して試運転。ボリュームを可変しうまく動作
しているのを確認しました。
電圧と電流がいい感じで表示されています。
緑色LEDはPWM動作確認用に付けています。
しかし、エレキ本体のデジタル電圧表示は全くダメです。
PWMで電源が高速でON/OFFされるため、エレキに付属して
いる電圧表示はうまく動作しません。仕方のないところです。
当初、自作した駆動装置側もうまく電圧表示しませんでしたが、
前回追記したように、パネルメータ直近に電解コンデンサを
入れて問題解決しました。
今回のPWM装置はエレキモータの内部回路を含めた入力端子
に接続する関係で極性反転させませんので、後進はハンドリモコン
ではできません。後進はエレキの切替スイッチで行います。
後進のPWM制御はハンドリモコンでもできます。
もし極性反転可能なエレキであれば、極性反転制御回路を組み
込んでハンドリモコンで制御することも可能ですが、今の
ところ流し釣りではそこまでは不要だと考えています。
今回のこの方法はエレキモータには一切手を加えないので、
どのエレキでも簡単に取付可能だと思います。
さてこの動作の様子は後日動画公開予定ですので、しばらく
おまちください。
早くボートに積んで動かしてみたいところですが、次回は
ソーラーパネル設置の模様を紹介予定です。

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