可変定電圧電源自作、12V/24Vバッテリー充電にも使います。

可変定電圧電源作成、12V/24Vバッテリー充電にも使います。
ここのところ日毎に天気が変わり、安定しませんね。
海も大荒れが続き、水温も低下しっぱなしです。
今週は電子工作で不可欠な、可変定電圧電源装置の作成を
紹介します。
jyudenki.jpg
LM338を使い、3V~30Vまで可変できる定電圧電源
装置を、ほとんどストックしておいた不要部品の再利用で、
作成開始しました。
変圧トランス、整流素子は、以前使用しなくなった12V
インパクトドリル充電器から取りました。出力電流3A程度
取れますが、トランス2次側で約20V程度しか出ないので、
30Vを取るためは倍電圧整流することにします。
倍電圧を直列に溜める、平滑コンデンサ部分です。
ケースも再利用のため穴だらけです。


平滑コンデンサは、2200μF50V×2を使用しています。
コンデンサ2個が直列に重なって半波毎に交互に充電されて、
倍電圧出力となります。
倍電圧整流はブリッジ整流器の半分部分を使用し、全波整流器
として動作させることにします。
また、交流入力スイッチ切替で出力20Vまではブリッジ整流、
20V以上30Vまでは倍電圧整流できるようにしています。
交流入力切替使用により出力電圧が低い時は、入力電圧も低く
くでき、入出力電位差を抑えて、LM338の発熱を抑えることが
できます。
LM338レギュレータと放熱器です。
放熱器内側にブリッジ整流素子が付いています。


放熱器は古いパワートランジスタ用に使っていたものを再
利用しました。
しかし結線が太すぎましたね。配線取り回しが良くない。
結線完了し、電源ONしましたが、うまく約30V以上出力
出来ました。
LM338の可変VRで電圧可変も良好です。
疑似負荷10Ωを接続しての負荷試験で、出力電流も問題なく
3A出ているようです。
LM338は出力電流5Aまで取れるので余裕です。
これで溶接機用バッテリーも一度に、2個直列(24V)充電できそうです。
次は出力電圧、電流をデジタル表示できる、デジタルパネルメータを
取付ける予定です。

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