マイボート油圧操舵装置のヘルムポンプ油漏れ修理しました。

マイボート油圧操舵装置のヘルムポンプ油漏れ修理しました。
昨年からステアリングのヘルムポンプ(マロール製 HRP
18-Ⅱ)からの油漏れが少しあり、だましだまし使っていま
したが、気温が高くなるにつれ、油漏れが止まらなくなりま
したので、修理いたしました。
写真ではわかり難いですが、少し漏れています。
hermpumpOil.jpg
ステアリングの軸のシール部分から漏れているようです。
ボートの油圧操舵装置は、ヘルムポンプとシリンダーからなり、
ステアリングを回転させるとヘルムポンプの油圧でシリンダー
を左右に動かし、シリンダーに接続された船外機の向きを変
える事ができるものです。
今回はステアリングに接続されるヘルムポンプ軸シール部分
から油が漏れており、ヘルムポンプのXリングシールを交換
いたしました。
まずボートからポンプ本体を取り外すために、裏側から油圧
ホースA面、B面の2ヶ所外します。
かなり古くて、表面に錆びがでていますが、特にネジの固着
などもなく、簡単に取り外せました。
取り外したホースから若干油が出てきますので、テープで
塞いでおきます。
表から4個のボルトを外して船体よりステアリング毎外します。
少しシール材でくっ付いていましたので、マイナスドライバー
を刺しこんで外します。
以外にも問題なく簡単に外せました。
一旦持ち帰り、自宅で分解しました。
まずはヘルムポンプからステアリングを外します。
回転軸に半月上のストッパーがありますので無くさないよう
にします。
いよいよ分解です。
ヘルムポンプ本体の裏側の4本のボルトを外し、隙間に
マイナスドライバーを入れて傷が付かないようこじ開けると、
一番底の部分が見えてきます。
さらに分解するとベアリング、リングなどが重なっています。
入っていた油はかなり汚れています。
分解した全部のパーツです。
順番と裏表を間違えないように記憶しておきます。
鯛玉に使えそうな大きさの球体が5個、バネ5個があり、
クッションのように球体を押しているようです。
回転で油圧の方向性を出すのは、一番底に付いている小さな弁の
ようなもののようで、方向性がありそうですが良くわかりません。
いよいよ、本題のXリングシールを交換します。
本体のステアリング側に付いているのがXリングです。
細いドライバーなどで傷つかないよう取りだしました。
これがXリングです。
入れる時、少し大きめなのですが押し込めました。
もう一つの底の部分のOリングシールもありますが、漏れが
ないので今回は交換しません。
ゴミが付かないよう注意しながら、全体を清掃した後、組み
立てます。
組み立てるときバネの反動があり、少し押さえつけながら
ボルト4本を対角線に少しずつ締め付けました。
ステアリングを取り付けて完成。
油が入ってないので、少しだけ動かしてみましたが、うまく
回転するようです。
本日はここまでです。
次回は船体に戻して、油を入れて空気抜きなどをする予定
です。

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