ボート釣り日除け対策で、ロール式オーニング自作しました。

ボート釣り日除け対策で、ロール式オーニング自作しました。
今週は台風11号直撃の影響もあり、釣りできませんでした。
そこで、暑い日差しを遮るロール式オーニングを作成しまし
たのでご紹介します。
これが自作したロール式オーニングです。
rollowning02.jpg
マイボートの操縦席より後方はオーニングが付いていますが、
前方は無く、いつもゲストの方が暑い思いをしています。
そこで、使用しない時や走行時はたたみ、釣りするとき
だけ日除けできる、ロール式を作成することにしました。
外で使用出来るロール式オーニングも市販されていますが、
高価でマイボートでは使用出来そうなものがないので自作
しました。
ホームセンタの材料で使えそうなものを集めてみました。
PEシート、ゲンコ2個、Φ25mmステンレスパイプ(余りもの)
輪ゴム(11mm×80mm 10本)、1×3材木 、
Φ6mmステンレス端材、ステンレスバー端材など。
ロールを巻き取る力は輪ゴムのねじり戻り力を利用します。
まずゲンコの中に入れる、輪ゴムを止める金具を作成します。
ちょうど余っていたステンレスチェーン(Φ6mm)のカット
して口を開けたものがありましたので、6mm棒に溶接し、
ゲンコ通して、ステンレスバー(穴有切れ端材)を溶接します。
溶接は細かく小さな材料なので慎重にやります。
やり過ぎると溶けてしまいます。
これが完成した金具です。同じものを2個作ります。
なかなかの出来栄えです。
ゲンコはステンレスバーの一部が挟めて、回転を止めるための
切れ込みを入れています。
PEシート幅のサイズはできるだけ大きい方がいいのですが、
船の幅や釣り竿の振れる範囲考慮して、約120Cmに
カットしています。
最大引き出し長はカットなしで約2Mとしています。
シート幅に合わせて少し長めにΦ25mmステンレスパイプ
をカットします。
次に、ステンレスパイプの両端に輪ゴムを固定するための
ボルトを取付ます。できるだけ凸部分を少なくするため
ナットを使用しないで、ステンレスパイプにネジ切り固定
しています。
ボルトの取付位置は「引っかけ金具位置」+「輪ゴムの長さ」
より若干長めにとります。パイプの中でゴムが少し張っている
状態になるようにします。
さて、いよいよ組立ですが、まず輪ゴム4本をまとめたもの
を片側に紐を結び、一方をパイプの中に入れて、ボルトを通
してパイプに固定します。
パイプに輪ゴム入れるガイド金具は、鋼線でL字に曲げたものを
作成、使用しています。パイプネジ穴(右から2つ目、他の
穴は未使用)にボルトを通した後、ガイドは抜けるものでないと
だめなので、小さ目に作ります。
次に輪ゴムの片側を紐で引っ張りだして、ゲンコの金具に
引っかけて、紐を抜けば輪ゴムの取付が完了です。
フックに輪ゴムを掛けた後、紐を引き抜きます。
紐は二重結びでなく単結びで解けやすくしています。
輪ゴムが若干伸びているので、ゲンコを離すと自然にパイプに
収まります。
rollawningparts10.jpg
片側の金具が完了しました。一方の金具も同様に作ります。
次にシート端をパイプに巻きつけ、2ヶ所ボルトでパイプに
固定し、ずれないようにしています。
次にパイプにシートを巻き取っていきます。
両端の固定金具は溝で固定されて、そのままではフリーになら
ないので、巻きながら少しずつ金具を引っ張り、輪ゴムのねじれ
を解消していきます。
引っ張って離せば少しづつ解消できます。
全部シート巻き込んだ段階で、少し金具を巻き取る方向にねじ
込んで、きっちり巻き取れる位置に調整します。
またシートの先端は、不要の釣竿を長めにカットしたものを紐で
取付し、巻き込み過ぎないようにします。
これでロール部分は完成しました。
うまく巻き取っていますが、輪ゴムが動力なので、耐久性は
低いと思われます。ひと夏はもつかな?
次回、ボートに取付る方法、調整をご紹介します。