スズキ船外機DF50(旧型)のアノード(防食亜鉛)を交換しました。塩で塞がっていました。(-_-;)

今日は梅雨の合間に久しぶりにスズキ船外機DF50のアノード(防食亜鉛)の交換をしました。
前回交換が2014年ですから、ほぼ5年経過しようとしていますが一度も交換していません。
エンジンの調子がこのところアイドリング時のみ時々停止することがあり、エンジンALMも出だしたため、スヤママリンのスタッフに相談したところ、どうもISCVバルブという低速アイドリング時の吸気を司るところが劣化してきたようで、そろそろ交換必要とのことでした。
ISCVバルブ交換は素人では手に負えないので、スヤママリンにお任せすることにしたものの、この際にエンジンのメンテをしてみることにしました。エンジンオイル、フィルターやギアオイルは先日交換したので、今回はアノード交換しましたので紹介します。
アノード交換作業は2回目ですが、5年も経過していると要領を忘れてしまっており、一から出直しです。
スズキ船外機DF50のアノードは3か所あり、1か所が2本のネジ止めで、ガスケットでシーリングしてます。他2か所は1本ネジ止めでゴムのOリングでシーリングされています。
アノードの蓋に防食亜鉛がネジ止めされていて、通常なら簡単に蓋が取れるのですが、5年も経過したためか塩が防食亜鉛に噛んでおりなかなか蓋が取れませんでした。特に下部の右側のガスケットでシーリングされている方。
一番効いたのが、蓋を金づちで叩いて衝撃を与えると取れました。この方法では蓋に傷がつきますので、何かあて木をした方がよさそう。
ゴムハンマーは柔らかくてダメでした。
他2個のアノードは蓋側にM10の雌ネジが切ってあり、そこにM10ボルトをねじ込んで叩くと簡単に外れました。(この方法はスヤママリンのスタッフのみなさんから教えていただきました。ありがとうございます。)
取り外した3個の防食亜鉛です。
かなり朽ちており、全く役にたたない状況でした。このまま放っておくとエンジンに穴が開いたところでしたね。
蓋についた防食亜鉛も塩がこびり付いて簡単には外れませんが、ここで社長さんからアドバイス。
ZincExchange05.png
バイスに蓋を固定し亜鉛をペンチで挟み緩めると、難なく固定していたボルトが緩み、少し蓋との間にスペースができた上から亜鉛のみ叩くと、難なく亜鉛とボルト、蓋が分離されました。さすが社長。
この後船外機本体側の塩を清掃しました。
右下のガスケット付きのアノード
この後もう少し塩を綺麗に取り除きました。
Oリング付きアノード(2個)
奥の方に何か見えていますがこれは本体側で塩ではありません。
今回はスヤママリンのスタッフの皆さんよりアドバイスをいただき、すぐに交換することができました。ありがとうございました。
この作業の様子は以下動画にしてYoutubeに載せましたのでご覧ください。