船外機の洗浄口のネジは特殊で変換プラグが必要、結局自作。

先日より船外機の洗浄口に逆止弁を付けようと、あきらめずに調べていましたが、ネジが何かわからないので船外機専用洗浄用ホースアダプターを購入しました。
そして、わかったのが米国規格のNPTというものでした。


→訂正:UNC並目ネジかもしれません。やはりがNPTのピッチとも合いませんでした。

洗浄口の管ネジサイズは3/4で同じですが、ネジのピッチが違います。
左側特殊3/4, 右側がG3/4、ピッチが違うのがわかります。

変換プラグも市販されているようですが、結構高価なため自作することにしました。
まずは逆止弁のネジがG3/4でこれに合う雌型のニップルがありましたので、これとホースアダプターを溶接できれば良いのですが、我がバッテリーのアーク溶接では真鍮とステンレスの溶接は困難でした。

そこで、ニップルの内径に合うようホースアダプターの外径を削り、3か所ネジ止めして、さらにロウ付けすることにしました。

問題はロウ付けです。
ロウ付けは初めてですが、溶接より簡単かなと思っていたのですが、どうもうまくいきません。ロウは鉛と銀の混合ですが、付属のフラックスが全く効きません。バーナーでかなり熱しましたがなかなかロウが沁み込まない。


そこでステンレス用フラックスを掛けると、何とか沁み込んでくれました。かなり熱を入れたので金属も黒く変色、ちょっと心配です。

表面を磨いて、一応完成です。
バーナーとかロウとか購入したので、結局高くついてしまいました。

逆止弁を付けたところ。右側に付いているのが今回作成のアダプターです。
さて次からはこの逆止弁を付けて随時船外機洗浄したいと思います。

また、DC12Vポンプも回す時間を調整できるようタイマーなど作成しています。次回から紹介します。

追記:NPT3/4のアダプターも手に入れて試してみましたが、やはりねじ込み出来ませんでした。NPTもRもGもネジのピッチは同じ1.814でした。それよりピッチが大きいユニファイ並目ネジ(UNC)のピッチが2.54ですので合いそうです。
ネジは色々規格がありそれぞれ違うので難しいですね。。