魚探振動子回転装置いきなり故障!Hブリッジ回路がショート。

魚探振動子回転装置いきなり故障!Hブリッジ回路がショート。
この間の釣りで初めて魚探振動子回転装置を使用してみまし
たが、何回か回ったところでストップ。
電流計が10A以上を表示してその後断、10A保護
ヒューズが切れており、過電流が流れたようです。
ということで今週は船体より取り外し、持ち帰り修理いたします。
途中、スヤママリンでは社長がミンコタのIパイロット
を取り付けていましたので、見せてもらいました。
Iパイロットを付ければスパンカーやフィンキールなしに
風に立てるなど、定点に留まることができるので
最近付ける人が増えているとのことです。
しかし少し高価なのが残念、しかも自作趣味の私には完成度高
すぎて面白くありません。半分負け惜しみ。。
さて修理の方ですが、案の定Hブリッジのハイサイドと
ローサイドのNch、PchのMOSFETがドレン、
ソース間でショート状態、大電流が流たようです。
基板上に塗っていたグルーステックが一部溶けていますので、
ここのHブリッジペアの2SK2232と2SJ349がショート
状態で大電流が流れた模様です。
Nch MOSFET 2SK2232
ドレインソース間がショートしています。
PCH MOSFET 2SJ349
こちらもドレンソース間がショートしています。
家にある試験用電源は100V整流の定電圧電源で、10A
以上出せなく、現象が出なかったようですが、12V軽用
バッテリーに接続したとたん、瞬間でも大電流が供給できる
ためFETが飛んだようです。
原因はモーターの正、逆回転切替時にHブリッジの同じハイ
サイドとローサイドの信号が瞬間重ったようです。
そうならないように遅延を設けていましたが、
シンクロスコープもないため、動作未確認でした。
今回ワンショットマルチバイブレータで一定時間(約0.5S)
確実に停止する間隔を正回転と逆転の信号間に追加しました。
また、ついでにMOSFETはドレイン電流が多く流せるNchFET
(TK100E06N1)に全て変えました。
Hブリッジ回路を全てNchに変え動作させるために、ドライブIC
(IR2302PBF)を追加しました。
左側がNch Hブリッジ回路、右側がドライブ回路です。
そのままではドライブICのハイサイド側が動作しないので、
ブートストラップというコンデンサ充放電により電圧を供給
していますが、10μFの蓄積された電圧では短時間しか動作
持続しないため、コンデンサに蓄電/放電を繰り返す動作を
させる必要があることから、信号はPWMが大前提になります。
もともとPWMは555タイマーICを使って回転速度調整に
使っていましたので、そのままでも使えますが、少し
発振周波数を20Khz程度に下げました。
何とか修理完了。。うまく動作いたしましたので基板を取付
ました。
上部のアルミ板に放熱器と基板をビス止めして固定しています。
さて次回は魚探の映り具合を調べてみます。

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