完成!船外機補機リモコン電動装置。試運転が楽しみ。

船外機補機リモコン電動装置、完成いたしました。試運転が楽しみ。
暑くなりましたが、このところ天候が不順で安定しません。
ということで、船外機リモコン電動化の完成を目指しました。
完成した電動リモコン駆動部です。
rimokonBOX.jpg
まずは駆動部収納BOXを設置するためのアンカー(L型アルミ)
を接着材(セメダインスーパーXG)で船体に接着します。
船体に穴を開けることなく強力に固定できました。この接着材
はエポキシ系のように固くならず、充填剤のように容積も変わ
らず固着するので、振動や力がかかっても剥がれにくいと思います。
固まるまでガムテープでしばらく固定しておくだけす。


このアンカーを挟み込む形で基礎の木枠(緑色)を固定します。


木枠を固定できたら、その上に駆動部本体を格納している
収納BOXを載せて、木ネジでBOXの中から木枠へ固定して
います。
側面にタカハ機工のソレノイドコンテストのシールを貼りました。


作成途中で2014ソレノイドコンテスト応募しましたが、
本装置はソレノイドは脇役で、しかも全体が完成しておらず、
残念ながら入賞は逃しました。
さて、これで駆動部設置完了です。
次にリモコン制御部はコンソールの蓋に設置しました。


コンパネに四角の穴を開けて、操作しやすいよう傾きを設けて
制御部を設置しました。
蓋の色も草色でなかなかいい感じ。
次に電源ですが、主機とは別に完全に独立したサブバッテリー
を使用し、リモコン電動装置などをつなげています。


サブバッテリーは自動車用38B19Lを流用しています。
木枠に入れて倒れないようにしています。
かなりDCモータ負荷に電流が食われることから、充電用に
ソーラパネル(55W)を設置しました。


手前が55W、奥が15Wです。
この55Wソーラーパネルは電流が3A程度とれるので、十分充電
できそうです。
勿論バッテリーチャジャーも別にしています。


上側が主機用、下側がリモコン装置などの補助電源用です。
結線中の撮影のため整っていません。
制御ケーブル(LANケーブル2本)は横に制御用中継端子を
設けて接続し、メンテしやすいようにしています。
これですべて接続完了です。
コンソールより電源を入れて、いざ運転開始です。
クラッチON、OFFが交互に動作しますが、予期しない連続
動作発生。
駆動部センサー側と負荷の位置が微妙にずれており、停止しない
ことがあります。
センサー位置の調整を繰り返します。


船外機補機のクラッチ動作の負荷は一定ではなく、切り替え
直前のみ負荷が重く、切り替わると急に軽くなってしまいます。
負荷が軽くなるとクランクシャフト部自体の重みでウオーム
ギアの小さなバックラッシュでも回転しすぎてしまい、
センサー部に影響して廻り続けてしまいます。
そこでクランクシャフトの支点の反対側に、35号鉛錘をぶら下げて
回転しすぎないようにしました。


うまくいきました。こんなところで釣り用の鉛の錘が役立つとは?
さてこれですべて完成しました。5ヶ月にもなる電動化の道
のりも長かったですね。かなり試行錯誤の連続でもありました。
あとは試運転のみとなりました。
試運転の模様は動画でUPする予定です。

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